日本時間21時30分、米国株の寄り付き前に発表
米労働省労働統計局(BLS)は、2026年8月の雇用統計を9月4日8時30分(米国東部時間)に発表します。日本時間は同日21時30分で、NYSEとNasdaqの通常取引開始は22時30分です。
前回7月は非農業部門雇用者数が2.3万人減少し、失業率は4.1%でした。民間部門の平均時給は37.62ドルで前年同月比3.2%上昇、労働参加率は61.4%です。
BLSが8月28日に公表した年次ベンチマークの暫定改定では、2026年3月の非農業部門雇用者数が7.9万人、0.1%下方修正される見込みです。現行の月次系列にはまだ反映されておらず、確定改定は2027年2月の2027年1月分雇用統計で反映されます。
BLS / EMPLOYMENT SITUATION
6カ月の雇用者数、失業率、改定幅
非農業部門雇用者数は月ごとの振れが大きく、失業率は2月の4.4%から7月の4.1%へ低下しました。初回値と改定値の差も合わせて確認します。
非農業部門雇用者数の前月差
単位:万人|季節調整済み
- 2月
- −15.6万人
- 3月
- +21.4万人
- 4月
- +14.8万人
- 5月
- +6.3万人
- 6月
- +2.0万人
- 7月
- −2.3万人
2月
3月
4月
5月
6月
7月
失業率
家計調査|季節調整済み
- 2月
- 4.4%
- 3月
- 4.3%
- 4月
- 4.3%
- 5月
- 4.3%
- 6月
- 4.2%
- 7月
- 4.1%
2月
3月
4月
5月
6月
7月
直近2カ月の改定
企業からの追加回答と季節調整の再計算を反映し、BLSは7月分の発表時に5月、6月をともに下方修正しました。
- 対象月
- 2026年5月
- 初回値
- +12.9万人
- 改定後
- +6.3万人
- 改定幅
- −6.6万人
- 対象月
- 2026年6月
- 初回値
- +5.7万人
- 改定後
- +2.0万人
- 改定幅
- −3.7万人
2カ月合計で10.3万人の下方修正
雇用者数の増減はBLS系列CES0000000001、失業率はLNS14000000に基づきます。6月と7月の雇用者数は暫定値。8月分発表前に利用できる公式データを反映しています。
雇用者数と失業率は別々の調査です
非農業部門雇用者数、労働時間、賃金は事業所調査から算出されます。一方、失業率と労働参加率は家計調査に基づきます。対象範囲と定義が異なるため、雇用者数と失業率が同じ方向に動くとは限りません。
市場では景気、賃金、FRBの政策見通しを考える材料になります。米国債利回り、ドル、株価指数先物が寄り付き前に動くことがありますが、反応は新しい数値だけでなく、過去分の改定や事前の織り込みにも左右されます。
BLSの公式資料
発表直後に確認したい3項目
01
雇用者数と過去分の改定
8月の増減だけでなく、6月と7月の改定も確認します。新しい数字が強く見えても、下方修正によって基調が変わる場合があります。
02
失業率と労働参加率
失業率、労働参加率、家計調査の就業者数は同じ調査から算出されるため、まとめて見る必要があります。
03
平均時給と労働時間
平均時給と週平均労働時間は、雇用者数だけでは分からない労働需要の変化を補います。
米国雇用統計のよくある質問
8月の米国雇用統計は日本時間の何時?
2026年9月4日21時30分です。米国東部時間では同日8時30分。上のパネルでは選択したタイムゾーンにも換算できます。
米国株の寄り付き前に発表されますか?
はい。9月4日の米国株通常取引は日本時間22時30分に始まるため、雇用統計は1時間前の発表です。
8月分が9月に発表されるのはなぜ?
8月は統計の対象期間を示します。BLSが調査票を回収して集計するため、発表は翌月初めになります。
雇用者数が増えても失業率が上がることはありますか?
あります。非農業部門雇用者数は事業所調査、失業率は家計調査で、対象と定義が異なります。
市場予想は掲載していますか?
掲載していません。図表はBLSの公表済みデータと改定値だけを使用し、民間予想を公式結果のように扱いません。8月分は発表まで未確定です。