前回は横ばいでも、内訳には違い
BLSが公表した7月の最終需要PPIは、季節調整済み前月比で横ばい、季節調整前の前年同月比で4.7%上昇でした。財は前月比0.7%下落した一方、サービスは0.2%上昇しています。
これは8月の予想ではなく、7月の実績です。次の発表では前月分が改定されていないかも確認し、同じ資料に掲載された数値で比較します。
消費者物価とは何が違う?
PPIは米国内の生産者が商品やサービスを販売して受け取る価格の変化を測ります。消費者が支払う価格を対象とするCPIとは、対象範囲も構成比も異なります。PPIだけで次のCPIを判断することはできません。
コア指数にも複数の定義があります。食品・エネルギーを除く指数と、さらに貿易サービスを除く指数を区別して読むことが大切です。
BLSの一次資料
発表後に確認したい3点
01
前月比と前年同月比
短期の変化と1年間の変化を分けて確認します。季節調整の有無にも注意が必要です。
02
財とサービスの内訳
7月は財が下落し、サービスが上昇しました。8月も同じ傾向か、内訳から確かめます。
03
前月分の改定
新しい資料にある前月値を確認します。コア指数は除外項目が同じ系列同士で比較します。
発表日時について
9月の発表は何月分ですか?
9月10日に発表されるのは2026年8月分です。対象月と公表月を区別してください。
日本時間では何時ですか?
9月10日21時30分です。ニューヨークでは夏時間の午前8時30分にあたり、米国株の通常取引は1時間後に始まります。
8月の結果はもう出ていますか?
9月8日時点では未発表です。上記の横ばい、前年同月比4.7%上昇という数値は7月の実績です。